これをしも青山という大枯野 安部紀与子
人間到る處青山有り……という言葉があります。
豪快な男心が言わせた言葉でしょうが、熱心に生き通せれば、どこで死んでもいいという決意でありましょう。
青々と葉を繁らせていた野も山も、今は茫々と枯れ果てました。
その枯野に立って、女心もまた、人間到る處青山有り……と、安心の境地に悠々と遊んでいるのでしょう。
寂しいはずの風景に、大きな心が飛び交います。
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