日光に替る月光掛大根 神谷 波
<掛け大根><干大根><大根干す>など……、これらは初冬の季語となっています。
さて十本ぐらいずつの束にして軒先などに干されている大根。
昼間はこの季節の柔らかい太陽の光を浴びていますが、夜になっても家の中に蔵(しま)われるわけではありません、外に出したままです。そして、太陽に替って今度は月の光を浴びるのです。
大根の肌を照らす月光は蒼白く艶かしく、どことなくもの淋しく、夜のしじまの中で生き物のように浮び上がり、閑かな田園の昼間がちらとも見せない妖しさにはっとするようなこともあります。
そのような繰り返しののちにやがて干大根はおいしい漬物になるのです。
カキクケコの音(おん)の連続が、ある特別な情緒を醸し出してはいないでしょうか……。
なっさん、Kemさん、コメントありがとうございます!!
最近バタバタしており、更新が滞り、申し訳ありません!
本年もよろしくお願いいたします。
投稿情報: 管理人 | 2009年1 月 5日 (月) 17:59
そうですそうです。
前回のアーカイブス放送後、聴取者の録音がNHKに提供されたそうだから新たな物が聴けることでしょう・・・
久々に中西節に酔いたいと思います。
投稿情報: kem | 2009年1 月 3日 (土) 23:39
大変申し訳ございません
[中西節]のつもりが誤って[中西龍]と書き込んでしまいました
投稿情報: なっ | 2009年1 月 3日 (土) 04:04
今月の深夜便アーカイブスは再び[日本のメロディ]なので、久しぶりの中西龍が楽しみです
(録音の準備もしないとです^-^;)
投稿情報: なっ | 2009年1 月 3日 (土) 00:14