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雪白きなか白鳥の生の白 村山英雄
純白の雪が降っているさなか、雪の白さに負けじとばかり白鳥は嬉々として舞っています。雪は降ることがいのちであり、白鳥は舞うことがいのちだったです。でも雪のいのちには、赤い血が通っています。ですから同じ白でも、白鳥の白はいってみれば<生の白>です。白という字を三つ重ねて、見渡す限りの白の世界を描き出し、其處に、天地自然の現象と、生きて動くものが奏でる清々しくも冷たい二重奏……。非凡な抒情の展開ではありませんか!?
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