萩の雨ながき手紙となりにけり 田宮房子
絹のような、霧のような細かい雨が、音もなく萩の花の薄紅(うすくれない)を濡らして降っています。
愛おしく思う人へ手紙を書いています。
はじめは短い文章にする心算でした。
でも一つの想いは十の想いを、十の想いは百の想いを誘い出し、言葉は溢れるように生まれてきます。
時折深い溜息をついたりして筆を休め、また書きはじめ、いつ終るとも知れません。
雨もいっこうにやみそうもありません……。
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