人生の十七文字を拝借し、私は自分なりに愉しい想像の世界に遊び続けてきた。
自分では区はつくれないのに、人様の俳句のお陰で、私は長い間、<小さなドラマ>を放送で語ることができた。
借用した俳句は歳時記や各誌の排誌からで、有名無名を問わず、俳人の皆様の心からなる感謝がある。
ただ私が描き出したドラマは私なりの鑑賞で、俳人の方々が描いたイメージとは遥かに遠い処にあるかも知れない。
さぞ独断と偏見に満ちているであろうことを私は承知している。その点深いお詫びがある一方で、作品は発表された以上、その解釈は、鑑賞者の自由な想像に任されるべきである……という想いは変わっていない。
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