団栗の寝ん寝んころりころりかな 小林一茶
団栗……厳密には櫟(くぬぎ)の實のことですが、コナラ、ミズナラ、アベマキ、カシワなどの實も団栗と呼んでさしつかえあるまい……と歳時記では説明しています。
団栗がさかんに木の梢から落ちてきます。
辺りが静かなので地面にあたる音の、小さいようでいて意外にの大きさ。
よく晴れています。
背中におんぶした赤ん坊を寝かしつけているのでしょうか……。
<ねんねんころりよ、おころりよ、坊やはいい子だ、ねんねしな……>
団栗が落ちてくる音を伴奏のようにして歌う子守唄……。
赤ちゃんは気持よさそうに眠りはじめました。
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