嫁さんが寝る前、携帯が見当たらないと大騒ぎ。
「ねえ、ちょっと携帯で鳴らしてみてくれない?」
なんのことはない、ソファに雑然と重ねられた洗濯物の下にあり、とりあえず何事もなかったかのように嫁さんは寝ちまいました。
翌日の朝、わたくの携帯に着信履歴アリ。時間は5時40分。なんと嫁さんからであります。
「なあ、今朝、俺の携帯鳴らしたろ?なんか用事があった?」と問いかけるわたくしに「え!?違うわよ、そっちからの着信履歴があったから折り返し鳴らしたのよ!?」と平然と答える嫁さん。
“ホヨ!? 携帯が見当たらないから鳴らしてくれっていったのあなたでしょ? で、仮に忘れたとしてもですよ、同じ家にいるんだから聞きにくればいいんじゃないっすか? なななで折り返すの??”
携帯が便利なものであることは確かです。
でも、家族や友人同士の会話を“喰ってしまう”ってことがあるってことをくれぐれもお忘れなく。
家の中で無言で、携帯でコミュニケーションする家族。
ホラーより怖くて寒いです。
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