平日の朝。
履いていくズボンが見つからず、いつもより10分ほど家を遅れてでました。
慌てて電車に乗り込み、「お!ラッキー!」。何も考えず空いてる席に座り、携帯電話のメールを確認しておりました。
わたくしが乗り込む駅から二つ目の駅より、会社の顧問クラス、かなり煤けはしていますが、背だけはでかい爺さんが乗ってきて私の横にどっかんと座り込み。
そしていきなり
「こ、こ、は~!携帯はで、き、ま、せ、ん、よ」とでかい声で続けること3回。
周りを見渡してみると、なるほどわたくしが座っているのは優先席。こりゃ、いくらツッパても無駄だと観念し、「失礼しました!」と一言。
とこの爺さん、“ふん!最近の若い奴(わたくしは若くなんですけど…)は言わなきゃ分らん!”って勝ち誇った顔をして、鞄から新聞紙を取り出し、「カァ~~~! ップ」といきなり痰を~!!!
すっきりしたのか、今度はオーディオプレーヤーをかなり時間をかけて装着。おそらく耳が遠いんでしょう、若い奴の音漏れなんて可愛く思える位の大音量!
さて、正に報復の絶好のチャンス到来!と思ったわたくしは、まず聴こえていないのを承知で「音が大きいですよ!」と3回、4回目は片方のヘッドフォンを引っこ抜き、「うるさいんだよ!音が!ここはあんたの家じゃないんだからさ!」。
いきなりの“引っこ抜き”に仰天した爺さん、 「すすすすすすいません…」
爺さん、あなたも激動の戦後、昭和という時代を一生懸命生きてきたんでしょ?それを年下に伝えて下さいよ!
歳を取ったという意味不明な特権ばかり主張しないで。
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