「桃太郎侍」「大江戸捜査網」「水戸黄門」……。
善が悪をやっつけるって時代劇は沢山あります。
でもそのほとんどはもっのすごい「後ろ楯」があります。
そんな後ろ楯も何もなく、奉行だろうがなんだろうが、赦せないやつは全て「てめぇ~ら、人間じゃねぇ!叩き切ってやる!」って叩き切っちゃって、なぜか一切お咎めなしの時代劇はこれしかありません!
伊坂幸太郎さんの小説「オーデュボンの祈り」の中にこういう一節があります。
「僕は、勧善懲悪の物語が好きだ。天網天網(てんもう)恢恢(かいかい)疎(そ)にして漏らさず 、という諺だって、好きだ。だって現実はそうじゃないからだ……。」
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