余命いくばくも無いであろう頭髪を持つわたくしでも、生意気にも行きつけのカットサロンがありまして。
そこの美容師さんと妙に波長が合い、いつもくっちゃべっております。
さて、美容師さんのお父様のお話。
現在は勇退されて、とある養豚場で働いてらっしゃるそうで。
豚さんは牛さんと違ってとにかく食用であるわけです。
必ず殺傷されてしまう運命……。
でも、そこで豚さんを飼育されている方は、すこぶる豚さんに情が移ってしまうとのこと。
されど、“別れ”の日が必ず訪れる……。
この矛盾でかなり精神的にきつい仕事とのこと。
そのお父様が詩を書いたそうです。
タイトルは「ピッグ・ファーム」。
それを読んだ娘さんである美容師さんは思わず号泣……!?
映画「ベイブ」を観て「可愛い~!」って言ってる娘の横で思わず、「旨そ!」とのたまってしまうわたくしのような人間とは大違い。
なんてロマンティックな方なんだ!
一方でこのお父様、髪の毛をオールバックにして鏡に向って、
“ミッキー・ローク”
と独り言をいうおちゃめなとこも。
是非「ピッグ・ファーム」を一読したく、
是非お父様にお会いしたく~!
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