出物腫物所嫌わず

久々に大勢の前で恥ずかしい思いをさせていただきました。
今日の朝、犬の散歩に出かけた時のことです。

何のドラマだか分かりませんでしたが、近所で撮影をしておりまして。
クルーの数ざっと50人程。野次馬を入れて総勢70人ほどの人だかり。
「誰が出てんだろ？」
ミーハーの私はつい立ち止まり、撮影風景を覗き込んでおりました。

「ハイ！本番いき～ます！周りの方暫しお静かに願いま～す！」
とスタッフの方。
シーンとなったそのとき
私の横にいたおばさんが大きな声でおっしゃいました。
「あら、やだ～、この犬ウンコしてる～！」

一同の視線が私と犬の方へ。
犬はお構いなく“キバリ”真っ最中！！

「カット！」
………。

私はウンコをすばやく取って、一目散でその場を離れたのであります。
慌てていたので、ウンコが少し手に付いたのも気にしない振りをして。
犬は走って遊んでくれてると思い、耳を垂らして大喜び。
これで、犬に八つ当たりすれば動物虐待だし。

ウソのような本当の話でございます。

私の標語に一つ加わりました。
「犬は濡れると臭い！」
「猫は息が臭い！」
「子供は泣き過ぎてむせて吐く！」
そして－。
「犬は出物腫物所嫌わず」でございます。