7階から14階まで、8フロアに一箇所ずつあった喫煙室。
10階の一箇所のみで、あとはすべて撤去になってから約一週間。
受動喫煙とか、吸わない人の権利を優先した健康的なんだか、社長のわがままなんだか、これがあっという間にまかり通ってしまってこの有様……。
“ガス室”と化した10階の6帖ほどの空間はインドの満員電車状態。
非常階段は下から上から、喫煙難民の列が途切れることがありません。
ここで一挙に調子をコキやがるのが、非喫煙者の右翼集団、“嫌煙族”でございます。
「ぞろぞろとさぁ~!蟻の行列じゃあるまいし! みっともないんだよ! そんなにまでして吸いたいかねぇ~!」
ちょっと待て。めちゃめちゃ待て。
喫煙量が減ってイライラしてると思う奴は思え。
人間は歳をとればとるほどみっともないことを沢山積み重ねてきてるんじゃないのか?
みっともなくない人間がいるのか?
普段は「人こそ社の宝」とグタグタ言っておきながら、喫煙室をひとつにして、そこに集まる社員を指差して「みっともない」って言ってるおっさんたちの方がよっぽどみっともないとは思わないのか?
健康のためと思い休煙を考えていた擂り粉木オヤジは、あらためて続煙を決意するのでありました。
喫煙万歳!
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