おやじが免許を持っていなかったので、子供の頃の旅行はいつも電車でした。
小学4~6年生の頃、大阪に居たとき、他の方に乗せてもらい、和歌山や奈良、神戸、道路にまったく常夜灯がなかった六甲山、姫路等々に行ったりしましたが、必ず乗り物酔いで吐きまくっておりました。
おやじに「車に酔ってるんじゃねぇ~!いなかっぺ!」ってよく怒鳴られました。
“免許持ってないお前が言うな!”
顔面蒼白になりながらおやじを睨んでやりましたが。
ってなわけで、普通の男の子と違って、車ってものに対して「いつか俺も運転できる日が来るんだろうな~!」という類いの憧れや夢などはこれっぽっちも抱いてはおりませんでした。
ただ、車種は完全に忘れちまいましたが、仲のいい友人との秘密基地は、当時空き地にあった壊れかけた1BOXの「廃車」。
いまでも私の記憶の中ででっかい存在であり続けております。
学生の頃です。
「この車乗ってりゃ絶対モテる!」って当時いわれてた117クーペにマリンブルーのファミリアを
“もしかしてモテなかったら男失格か!?”
ってことでビビってあえて避け、初めて購入した車が朱色のスターレットS。
やがて社会人になり、年収に子供、両親を病院へ送迎等々。
これまではその時期、その時の生活状況に合わせて車を選んできたのですが。
長女は高1、次女は小学4年となりゃもう一緒に旅行でもって状況はほとんどなくなり、両親も他界。
もうそろそろ自分の<strong>“秘密基地”</strong>として車を選んでもいい時期かな、なんて勝手に思い始めております。
基地候補は「VW T2」に「モーリスミニトラベラー」、 “偵察機”は「BMW ミニクーパー」なんてことを考えて、独りでニヤニヤしているわたくしなのであります。
う~ん、「VW T3」も捨てがたい!
--なんて、いつ手に入ることやら…。
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